神経内分泌腫瘍におけるNET、NEN、NECについて教えてください。
NENの中で悪性度の低いものをNET、悪性度の高いものをNECと分類します。
NENは膵臓や消化管に発生する神経内分泌腫瘍の一種であり、NENの中で悪性度の低いものをNET、悪性度の高いものをNECと分類します。
NEN、NET、NECはそれぞれ、Neuroendocrine Neoplasm、Neuroendocrine Tumor、Neuroendocrine Carcinomaの略で、いずれも体内のホルモン分泌に関与する神経内分泌細胞の一部が腫瘍化することで発症する病気です。
NETは腫瘍の増殖スピードが比較的遅いとされており、NECは腫瘍の増殖スピードが比較的速いとされています。
NETはさらに機能性と非機能性に分類されます。機能性NETでは、特定のホルモンが過剰に分泌されることで、ホルモン増加に応じてさまざまな症状が現れます(例:めまい、持続する下痢、脱力感、皮膚の赤みなど)。
非機能性NETやNECではホルモンが分泌されないため、これらの症状はなく、腫瘍の増大に伴う腹部の違和感や痛みなどの症状が主となります。
横浜医療センター 消化器科
川崎 千瑛 監修
(参考文献)
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