カルチノイドとはどのような病気ですか?神経内分泌腫瘍との違いを教えてください。
カルチノイドは神経内分泌腫瘍の一種です。
カルチノイドは神経内分泌細胞の一部が腫瘍化する病気であり、神経内分泌腫瘍の一部です。
神経内分泌腫瘍は進行速度が遅く悪性度が低いNETと、進行速度が速く悪性度が高いNECに分けられます。カルチノイドはNETのことを指します。
カルチノイドの発生母体である神経内分泌細胞はホルモンの分泌に関係しており、これが腫瘍化するカルチノイドでは、セロトニンなどの物質がが過剰に分泌されることで生じる、カルチノイド症候群がみられることがあります。
カルチノイド症候群では、具体的には以下のような症状がみられます。
ただし、カルチノイドでは必ずしもこれらのカルチノイド症候群がみられるとは限らないため、注意が必要です。
ホルモンの過剰分泌を伴わない場合には、ほとんど症状がありませんが、腫瘍の増大に伴う腹部の違和感や腹痛などの症状が現れることがあります。
横浜医療センター 消化器科
川崎 千瑛 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
神経内分泌腫瘍
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ