神経内分泌腫瘍のステージ別の余命は、適切に治療した場合、それぞれどのくらいですか?
例えば、膵臓にできる腫瘍の場合、遠隔転移を起こした後の5年生存率は約39%です。
神経内分泌腫瘍(NEN)の余命は、腫瘍の部位やステージによって異なります。
例えば、膵臓の場合、ステージ別の5年生存率(診断から5年後に生存している方の割合)は以下のようになります。
- ステージI:94.8%
- ステージII:83.4%
- ステージIII:83.9%
- ステージIV:39.4%
治療の原則は、転移が無い手術の可能な場合には、手術治療が選択されます。転移がある進行したステージの場合や手術後の再発では薬物療法が選択されることが多いですが、神経内分泌腫瘍では、時に遠隔転移を有する場合でも手術治療を行う場合があります。
どの治療が適しているかはそれぞれの患者さんごとに異なるため、治療方針については主治医と相談しましょう。
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最終更新日:
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
日本神経内分泌腫瘍研究会. 膵・消化管神経内分泌腫瘍 診療ガイドライン 2019年 第2版. 金原出版. 2019
国立がん研究センター 希少がんセンター.“神経内分泌腫瘍(しんけいないぶんぴつしゅよう)”.国立がん研究センター 希少がんセンター.https://www.ncc.go.jp/jp/ncce/clinic/hepatobiliary_oncology/neuroendocrine_tumor/index.html,(参照 2024-07-16).
青木 琢.“Ⅴ外科治療 ①肝胆膵”.日本消化器病学会.https://www.jsge.or.jp/committees/intractable_cancer/pdf/NETNEC44-59.pdf,(参照 2024-07-16).
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