急性腎不全の場合、主にどのような治療をしますか?
原因に応じた治療を行います。
急性腎障害(AKI)には3つの原因があり、治療法はそれぞれ異なります。
- 腎臓そのものの障害ではなく、なんらかの原因で腎臓への血流が悪くなることで起こる「腎前性」
- 腎臓そのものの障害によって起こる「腎性」
- 尿管結石など泌尿器科疾患による尿路閉塞が原因で生じる「腎後性」
これらの原因によって、一般的に以下のような治療が行われます。
- 腎前性:十分な点滴を行い、腎臓への血流を増やす。
- 腎性:腎臓の障害の原因を治療しますが、機能が自然に回復するのを待つしかない場合もあります。
- 腎後性:結石の除去など、泌尿器科の処置により閉塞を解除します。
特に、腎前性と腎性を明確に分けることは難しい場合がありますが、検査の結果や治療の反応をみながら治療が進められます。
虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
(参考文献)
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