全身性エリテマトーデス(SLE)で障害者手帳はもらえますか?
全身性エリテマトーデスの患者さんは障害者手帳をもらうことができます。
日本において、SLEの患者さんが障害者手帳(障害者手帳や障害年金などの公的支援)を受けることは可能です。ただし、認定されるためには、病気そのものではなく、関節障害、腎障害、神経障害、心肺機能障害など、SLEによる具体的な臓器障害や日常生活動作の制限度合いに基づいて判断されます。
例えば、腎臓の機能が著しく低下し、透析が必要な場合や、重度の関節障害で歩行や日常動作が困難な場合、または神経障害で認知機能や運動機能に重大な障害がある場合などが該当します。
このような障害の程度は、医師の診断書や検査データ(例:腎機能、血液検査、画像検査、日常生活動作評価など)をもとに審査されます。SLEの診断や活動性評価に用いられる抗体や補体の異常、臨床症状(関節痛、皮疹、臓器障害など)は、障害認定の根拠となる臓器障害の有無や重症度を判断する際の重要な情報となります。
したがって、SLEと診断されたからといって、症状や臓器障害が軽度で、日常生活に大きな支障がなければ障害者手帳の対象とはなりませんが、重度の臓器障害や日常生活動作の制限がある場合は、障害者手帳を取得できる可能性があります。
虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
(参考文献)
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