ループス腎炎とは、どのような病気ですか?
免疫複合体が糸球体に沈着することで起こる腎臓の炎症で、SLEに合併する腎障害のことです。
ループス腎炎とは、自己と自己に対する抗体の免疫複合体が腎臓に沈着することで起こる腎臓の炎症です。体中のさまざまな部分に炎症を引き起こす可能性がある全身性エリテマトーデス(SLE)の一環として発生します。
ループス腎炎の症状
腎臓のフィルター機能を担う糸球体が炎症を起こすことで、蛋白尿や血尿といった症状が現れます。腎臓の機能が低下すると、体に余分な水分がたまり、むくみとして現れることもあります。
腎生検(腎臓の組織の一部を採取して行う検査)を行うと、糸球体腎炎に特徴的な所見が認められます。
ループス腎炎の治療
ループス腎炎の治療には、ステロイドや免疫抑制剤などの、免疫システムの過剰な反応を抑える薬を使用することが一般的です。早めに適切な治療を開始することで、腎臓の損傷を最小限に抑えることができます。特に炎症の強い活動性の腎炎に対しては早めに強力な治療が必要です。
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最終更新日:
亀田総合病院 アレルギー・膠原病内科
小田 修宏 監修
(参考文献)
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