進行性家族性肝内胆汁うっ滞症(PFIC)は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
ウルソデオキシコール酸という薬で主に治療します。
進行性家族性肝内胆汁うっ滞症(PFIC)の治療には、ウルソデオキシコール酸という薬が最も重要です。
PFICは、遺伝子の異常によって、胆汁の流れがうまくいかなくなり、黄疸(皮膚や目の色が黄色くなる)やかゆみといった症状を引き起こします。
進行すると肝臓の機能が低下し、腹水のような肝硬変による症状が出現し、肝移植が必要になることもあります。
ウルソデオキシコール酸は、胆汁の流れをよくすることで、肝臓への負担を軽くします。比較的安全性の高い薬ですが、下痢、吐き気、食欲低下などの副作用が報告されています。
近年、新たな治療薬として、小腸での胆汁酸再吸収を抑制することで、肝臓への負担を軽減する薬(オデビキシバット)が登場し、日本でも使用可能となっています。
この薬では、下痢や腹痛、肝機能異常などの副作用が報告されています。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
進行性家族性肝内胆汁うっ滞症(PFIC)
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ