自家中毒は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
自家中毒は、嘔吐を抑える薬を中心に使って治療します。薬の副作用が出る可能性はあります。
自家中毒では、激しい嘔吐に対して、主に吐き気止めの薬を使って治療します。
日本で使われる吐き気止めには、ドンペリドン(商品名:ナウゼリン)、メトクロプラミド(商品名:プリンペラン)があります。いずれも脳内の吐き気を催す中枢に働いて、吐き気を抑える作用があります。
共通する副作用として、プロラクチン値上昇(内分泌機能異常)と錐体外路(すいたいがいろ)症状が知られています。この錐体外路症状とは、無意識に手足が震える、筋肉がこわばる、アカシジア(じっとしていられない)、ジスキネジア(唇や顔、手など体の一部が勝手に不規則で異様な動きする)などを意味します。
なお、さらに強い作用のある吐き気止めとして、オンダンセトロンを使うこと、また、片頭痛の治療薬が用いられることもあります。
埼玉医科大学総合医療センター 小児科 小児科
井上 信明 監修
(参考文献)
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