免疫チェックポイント阻害薬が効かなくなった尿路上皮癌(膀胱がん、腎盂がん、尿管がん、尿道尿路上皮癌)で、次に使えるお薬はありますか?
エンホルツマブベドチンやFGFR阻害薬など複数の選択肢があります。
免疫チェックポイント阻害薬が効きにくくなった場合でも、いくつかの治療の選択肢があります。
エンホルツマブ ベドチン
エンホルツマブ ベドチン(パドセブⓇ)は特殊な抗体に強い抗がん剤をつけた抗体薬物複合体の一種で、尿路上皮癌の細胞を狙って抗がん剤を届けられるように設計されたお薬(注射薬)です。ネクチン4という主に尿路上皮癌に存在するたんぱく質を標的としているため、尿路上皮癌の細胞に直接抗がん剤を届けることができます。
エルダフィチニブ(バルバーサⓇ)
エルダフィチニブは、FGFR(線維芽細胞増殖因子受容体)の働きを抑える効果のあるお薬(飲み薬)です。FGFRは細胞の増殖に重要な因子で、尿路上皮癌にもその遺伝子の変異(異常)が起こることがあります。そのため、エルダフィチニブは尿路上皮癌細胞のFGFR遺伝子に特定の異常があると遺伝子検査で確認された場合に使用できます。
化学療法
シスプラチンを含むプラチナ系化学療法をまだ受けていない場合や、再投与が可能な状態であれば、化学療法も検討されます。
治療の順番については主治医と相談のうえ、ご自身の体調やがんの遺伝子変異の状態に応じて決めていくことが大切です。
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(参考文献)
日本泌尿器科学会.“腎盂・尿管癌診療ガイドライン 2023年版”.医学図書出版.https://igakutosho.co.jp/products/ur_054,(参照 2026-02-18).
日本泌尿器科学会.“膀胱癌診療ガイドライン2019 年版[増補版]”.医学図書出版.https://www.urol.or.jp/lib/files/other/guideline/guidelinelist230906.pdf,(参照 2026-02-18).
Thomas Powles et al.“Enfortumab Vedotin in Previously Treated Advanced Urothelial Carcinoma”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33577729/,(参照 2026-02-18).
Yohann Loriot et al.“Erdafitinib or Chemotherapy in Advanced or Metastatic Urothelial Carcinoma”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37870920/,(参照 2026-02-18).
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最終更新日:
東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
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