がんは血液検査でわかりますか?
血液検査だけではわかりません。
がんは血液検査だけではわかりません。
血液検査で体の異常が見つかり、精密検査の結果がんが見つかることはあります。また、腫瘍マーカーを測定してがんの存在を疑う場合もありますが、偽陽性(がんがないのに「陽性」と出てしまう)・偽陰性(がんがあるのに「陰性」と出てしまう)も起こるため確定診断にはなりません。
CTやMRI、超音波検査などの画像検査でがんが疑われる病変の有無を調べ、病変の細胞や組織を病理検査で調べ、がん細胞の有無を確認してから確定診断となります。血液検査は体の全身状態を把握するために大切ですが、がんの診断に関しては補助的な検査として位置付けられます。民間のがんリスクを調べる検査には、『13種類のがんリスクを調べられる(1回198,000円)』といったものもありますが、あくまでリスクを評価するものであり、科学的な根拠はまだ十分ではありません。。
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株式会社BearMedi 臨床検査技師
佐々木 祐子 監修
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