筋膜炎
「筋膜炎」とは、筋肉を包む筋膜に炎症や硬直が生じ、痛みや凝りを引き起こす病気です。トリガーポイントと呼ばれる硬いしこりや、動作時のうずくような痛みが特徴です。痛みが長く続く、日常生活に支障が出る場合は整形外科やペインクリニックを受診しましょう。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
みんなのQ&A
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症状について
患部のうずくような痛みや押したときの強い痛み、筋肉の硬直や動きの制限などが見られます。
筋膜炎の初期には、安静時に痛みがなく、動かすと違和感や軽い痛みが現れる程度であることが多いです。
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
軽度であれば数週間で治ることもありますが、重度の場合には数か月以上かかることがあります。
ふくらはぎの痛み、運動時に感じる違和感や痛みなどが見られ、足首や足底に痛みを感じることもあります。
太ももの筋肉(大腿四頭筋、ハムストリングスなど)の筋膜が炎症を起こし、痛みや動きの制限を引き起こす病態です。
筋膜炎は筋膜の炎症による症状ですが、肉離れは筋肉の損傷や断裂であり、一般に強い痛みを伴います。
治療について
原因への対応やストレッチ、温熱療法、リハビリ、薬物療法などを組み合わせて行います。
長時間同じ姿勢でいることを避け、適切なストレッチを行います。運動不足やストレスの管理を心がけます。
まずは根本原因である姿勢やストレスの改善を行い、ストレッチやマッサージ、トリガーポイント注射などを検討します。
炎症を抑える薬や物理療法、そして筋膜の柔軟性を回復させるストレッチやマッサージを行います。
安静と原因への対応を優先します。ストレッチやマッサージ、物理療法、薬剤加療などを行います。
受診について
薬について
(参考文献)
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