ふくらはぎの筋膜炎の治し方を教えてください。
炎症を抑える薬や物理療法、そして筋膜の柔軟性を回復させるストレッチやマッサージを行います。
ふくらはぎの筋膜炎は、スポーツなどで負荷がかかりやすいため、炎症を悪化させないよう運動制限などの管理が重要です。
1.安静と悪化防止
- 痛みが悪化する行動や無理な姿勢で行う作業は避け、筋肉を休ませます。足関節の適切な使用のためにも、靴の選び方なども重要です。
2.薬物療法と物理療法
- 消炎鎮痛剤を内服し、痛みや炎症を軽減します。
- 物理療法として、超音波治療や温熱療法などが筋膜の柔軟性を高めるために用いられます。
3.柔軟性の回復
- 筋膜の緊張を和らげるための定期的なストレッチングやマッサージを行います。適切なウォームアップとクールダウンも予防・治療に役立ちます。
4.注射による治療
- 痛みが強い重症な場合などでは、トリガーポイント注射による治療を検討する場合があります。
急性の痛みか慢性的な痛みかによって適切な処置が異なるため、医師の指示に従いましょう。


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山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
Mehul J Desai et al.“Myofascial pain syndrome: a treatment review”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25135034/,(参照 2025-10-07).
Robert Bennett.“Myofascial pain syndromes and their evaluation”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17602992/,(参照 2025-10-07).
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