百日咳
「百日咳」とは、百日咳菌という細菌の感染による急性気道感染症です。感染力が高く子供から大人まで感染しますが、特に生後6ヶ月未満の乳児では死に至ることもある病気です。ワクチン接種で罹患率は減ってきています。発症早期(カタル期)であれば抗菌薬での治療が効果的です。小児は小児科、成人は呼吸器内科を受診してください。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
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百日咳菌の感染により、風邪のような症状に続いて長引く咳の発作が起こる病気です。
はい。かかります。大人では症状が乏しいことがあるので、咳が続く場合には受診を検討してください。
有効です。重症化リスクの高い乳児期の感染を防ぐためにも、ワクチンによる予防が重要です。
人から人へ、飛沫感染、接触感染でうつります。
うつります。大人が症状乏しく経過し、無治療のまま乳児と生活し乳児が発症したケースもあります。
咳が長引き、乳児では呼吸困難や命に関わる合併症を起こすことがあります。
一度かかっても一生続く免疫は得られず、再感染することがあります。
百日咳がうつる時期は、咳が出始める約1週間前から、咳が始まって約3週間までとされています。
パラ百日咳は、パラ百日咳菌という細菌が原因で起こる病気です。パラ百日咳は、百日咳に似た咳症状を起こすが、原因が異なる類似感染症の総称です。
はい、百日咳は学校保健安全法により出席停止の対象です。
症状について
百日咳菌への感染によって発症します。飛沫感染や接触感染により人から人へ感染します。
長引く咳発作がみられます。咳の後、息を吸うときにヒューという笛のような音が出ることもあります。
感染1週間後の症状は通常の風邪のような症状です。次第に咳の回数や頻度が増えていくのが特徴です。
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
百日咳の症状として鼻血は典型的ではありませんが、激しい咳に伴って鼻血が出ることがあります。
連続して激しく咳き込み、咳のあとに「ヒュー」と音を立てて息を吸うのが特徴です。
下痢は百日咳の一般的な症状ではありません。
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(参考文献)
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