胸椎椎間板ヘルニア
「胸椎椎間板ヘルニア」とは、胸の背骨にある椎間板が飛び出し、神経を圧迫することで痛みやしびれを引き起こす病気です。背中や胸の痛み、手足のしびれ、歩行障害、排尿・排便障害などの症状がみられます。これらの症状が続く場合は整形外科を受診しましょう。
まつだ整形外科クリニック 整形外科
栗原 信吾 監修
みんなのQ&A
もっと見る病気について
胸椎の椎間板が飛び出し、脊髄や神経を圧迫する病気です。
加齢による変性、外傷、姿勢の悪さなどが主な原因です。
腰椎椎間板ヘルニアでは、重い物の持ち上げ、前かがみ姿勢の維持、急激な動きなどは避けるべきです。
症状が進行し、神経障害、歩行困難、排尿・排便障害など重篤な合併症を引き起こす可能性があります。
重量物の取り扱い、長時間の前屈姿勢、振動を伴う作業は脊椎に負担をかけるため避けるべきです。
コラーゲン摂取による椎間板ヘルニアの改善効果について、明確な科学的根拠は現在確立されていません。
胸椎のどの部位にも発生し得ますが、特に胸椎の下部(T9-T12)に多いとされます。
比較的稀ですが、30代から50代の中年層に多く見られる傾向があります。
症状について
背中や胸の痛み、しびれ、感覚異常、筋力低下などがあります。
初期には背中や胸の軽い痛み、違和感などが現れることがあります。
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
はい、背中の痛みは胸椎椎間板ヘルニアの主要な症状のひとつです。
はい、胸の痛みも胸椎椎間板ヘルニアで起こりうる症状です。
神経圧迫により、下肢や体幹の筋力低下、特に足の脱力や歩行困難が生じることがあります。
胸椎から分岐する神経の圧迫により、肋骨に沿った痛みである肋間神経痛が生じることがあります。
重度の神経圧迫が続くと、痛み、しびれ、筋力低下などの後遺症が残る可能性があります。
治療について
保存療法が中心で、薬物療法、理学療法、安静などが行われます。
姿勢に注意し、重い物を持つ動作や急なひねりを避けてください。
胸椎周囲の筋肉の柔軟性を高めるストレッチは、専門家の指導下で有効な場合があります。
脊髄や神経の圧迫を取り除く手術で、顕微鏡下手術や内視鏡手術などがあります。
手術方法や回復状況によりますが、一般的に数日から1週間程度が目安です。
多くの症例で保存療法により改善が期待できますが、重症例では手術が必要な場合もあります。
再生医療は研究段階であり、胸椎椎間板ヘルニアの標準的な治療法としては確立されていません。
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(参考文献)
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