ペメトレキセドナトリウム水和物(アリムタⓇ)では、どのような副作用がみられますか?
重大な副作用としては、骨髄抑制や間質性肺炎などがあります。
ペメトレキセドナトリウム水和物(アリムタⓇ)では、以下のような副作用が報告されています。薬を服用する際は、これらの副作用に十分注意する必要があります。
重大な副作用
- 骨髄抑制:白血球減少(71.6%)、好中球減少(64.4%)、ヘモグロビン減少(54.2%)、リンパ球減少(51.1%)、血小板減少(46.2%)、貧血(頻度不明)、発熱性少好中球減少(頻度不明)、汎血球減少症(頻度不明)
骨髄の働きが低下し、血液細胞の生成が減少します。減少する細胞の種類によって、発熱、寒気、倦怠感、動悸・息切れ、出血しやすいなどの症状がみられることがあります。
病原体が体内に侵入し炎症を引き起こした状態です。発熱、寒気、倦怠感などの症状、また肺炎の場合は咳・痰、息苦しいなどの症状がみられることがあります。
病原体が原因ではなく薬に対する副作用反応として起こる肺炎を指します。発熱、空咳、息苦しいなどの症状がみられることがあります。
- ショック(頻度不明)、アナフィラキシー(頻度不明)
薬の服用時に急激なアレルギー反応を起こし血圧低下をきたすことがあります。
- 重度の下痢(1.3%)
- 脱水(1.3%)
- 腎不全:クレアチニン上昇(7.1%)、腎不全(頻度不明)、クレアチニンクリアランス低下(頻度不明)
むくみ、頭痛、尿量が減るなどの症状がみられることがあります。
- 重度の皮膚障害:中毒性表皮壊死融解症(頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(頻度不明)
まぶたや目の充血、唇や口内のただれ、発疹、みずぶくれ、発熱、かゆみの激しい水疱などの症状がみられることがあります。
重篤な副作用の発現を軽減するため、この薬の投与前から葉酸およびビタミンB12を投与します。
その他に報告されている主な副作用(頻度:20%以上のもの)
- 食欲不振、悪心、嘔吐
- AST上昇、ALT上昇、血中LDH上昇、血中ALP上昇
- 発疹
- 倦怠感、発熱、CRP上昇
上記に限らず気になる症状があれば、すぐに医師・薬剤師へご連絡ください。
公開日:
最終更新日:
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
(参考文献)
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