オランザピン(ジプレキサⓇ)では、どのような副作用がみられますか?
主な副作用に、傾眠、体重増加、不眠、アカシジア、口渇、倦怠感、便秘などがあります。
主な副作用
オランザピン(ジプレキサⓇ)の主な副作用として、傾眠、注意力・集中力の低下、体重増加、不眠、アカシジア(じっとしていることができない)、口渇、倦怠感、便秘など(いずれも頻度1%以上)が報告されています。
傾眠、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、内服中の方は高所での作業あるいは自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事しないようにしましょう。
重大な副作用(カッコ内は錠・OD錠・細粒の頻度、注射剤はいずれも頻度不明)
また、まれではありますが、重大な副作用として以下のようなものが報告されています。
このような症状や気になることがある場合には、主治医または薬剤師に相談してください。
高血糖(0.9%)、糖尿病性ケトアシドーシス(頻度不明)、糖尿病性昏睡(頻度不明)
のどが渇く、よく水を飲む、尿が多く出る、倦怠感、吐き気、腹痛、甘酸っぱいにおいの息、深く大きい呼吸、意識障害の消失など
低血糖(頻度不明)
お腹がすく、冷汗が出る、血の気が引く、疲れやすい、手足のふるえ、けいれん、意識の低下など
悪性症候群(Syndromemalin)(0.1%未満)
高熱、汗をかく、ぼーっとする、手足のふるえ、体のこわばり、話しづらい、よだれが出る、飲み込みにくい、脈が速くなる、呼吸数が増える、血圧が上昇するなど
AST(1.5%)、ALT(2.5%)、γ-GTP(0.7%)、Al-P(頻度不明)の上昇等を伴う肝機能障害、黄疸(頻度不明)
疲れやすい、体がだるい、力が入らない、吐き気、食欲不振など
痙攣(0.3%)
顔や手足の筋肉がぴくつく、一時的にボーっとする、意識の低下、手足の筋肉が硬直しガクガクと震えるなど
遅発性ジスキネジア(0.6%)
意志に反して舌を動かしたり、出し入れしたり、絶えず噛むような口に動き、意志に反して体が動くなど
横紋筋融解症(頻度不明)
手足のしびれやこわばり、脱力感、筋肉の痛み、尿が赤褐色になるなど
麻痺性イレウス(頻度不明)
便やおならが出にくい、吐き気、嘔吐、お腹が張るなど
無顆粒球症(頻度不明)、白血球減少(0.6%)
突然の高熱、寒気、喉の痛みなど
肺塞栓症(頻度不明)、深部静脈血栓症(頻度不明)
胸の痛み、突然の息切れ、発熱、皮膚が青紫~暗紫色になる、手足の爪が青紫~暗紫色になる、唇が青紫色になる、下肢のむくみや痛みなど
薬剤性過敏症症候群(頻度不明)
公開日:
最終更新日:
精神科・心療内科
日下 慶子 監修
(参考文献)
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