カベルゴリン（カバサールⓇ）では、どのような副作用がみられますか？

カベルゴリン（カバサールⓇ）の主な副作用は吐き気や嘔吐、頭痛などです。重い副作用として幻覚や悪性症候群などが挙げられていますので、使用中は以下のような症状に注意してください。

重大な副作用

• 幻覚（5.5%）、妄想（1.8%）、失神（頻度不明）、せん妄（頻度不明）、錯乱（頻度不明）：存在しないものが存在しているように感じる、意識を失う、意識の混濁などの症状がみられます。
• 悪性症候群（頻度不明）：高熱、手足のふるえやこわばり、脈が速くなるなどの症状がみられます。
• 間質性肺炎（頻度不明）：咳、息切れ、発熱などの症状がみられます。
• 胸膜炎（頻度不明）、胸水（頻度不明）、胸膜線維症（頻度不明）、肺線維症（頻度不明）、心膜炎（頻度不明）、心嚢液貯留（頻度不明）：咳、胸痛、息切れ、発熱、動悸などの症状がみられます。
• 心臓弁膜症（頻度不明）：息切れ、動悸、むくみなどの症状がみられます。
• 後腹膜線維症（頻度不明）：腰や背中の痛み、足のむくみなどの症状がみられます。
• 突発的睡眠（頻度不明）：強い眠気が突然現れるなどの症状がみられます。
• 肝機能障害（頻度不明）、黄疸（頻度不明）：白目や皮膚が黄色くなる、疲れやすい、吐き気などの症状がみられます。
• 狭心症（頻度不明）、肢端紅痛症（頻度不明）：胸痛、冷や汗、手足の熱感などの症状がみられます。

その他報告されている副作用

〈パーキンソン病〉（頻度：5%以上のもの）

• 嘔気・悪心、胃部不快感、食欲不振
• 赤血球数減少、血色素量減少、ヘマトクリット値減少
• CK上昇

〈乳汁漏出症、高プロラクチン血性排卵障害、高プロラクチン血性下垂体腺腫（外科的処置を必要としない場合に限る）、生殖補助医療に伴う卵巣過剰刺激症候群の発症抑制〉（頻度：5%以上のもの）

• 嘔気・悪心
• 頭痛

〈産褥性乳汁分泌抑制〉（頻度：5%未満のもの）

• 嘔気・悪心、胃部不快感、胃痛
• 頭痛、ふらつき、頭重感
• 立ちくらみ
• 血小板数増加、白血球数減少
• トリグリセライド上昇、総コレステロール上昇