へバーデン結節でやってはいけないことは?へバーデン結節
監修医師濱畑 智弘山田記念病院 整形外科
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2020/09/03
へバーデン結節とは
へバーデン結節とはどのような病気ですか?
手の指の第一関節(DIP関節)が変形する病気です。痛みや腫れを伴うこともあります。
一般的に40歳以上の女性に多く見られ、手の指の第一関節の骨が変形し、関節が膨らんだり曲がったりします。このヘバーデン結節の症状は親指は少なく、人差し指〜小指に多いと言われています。第二関節(PIP関節)にも変形が生じることがありますが、こちらはブシャール結節(Bouchard’s nodes)と呼びます。第三関節(MP関節、指の付け根の関節)に症状が出現することは稀です。へバーデン結節の原因は不明ですが、遺伝的な要素が関連していると言われており、母親や祖母に同様の症状がある場合に起こることが多いです。
へバーデン結節の症状
へバーデン結節にはどのような症状がありますか?
主に第一関節(DIP関節)の腫れや痛み、変形が起こります。
初期には手指の第一関節(DIP関節)の腫れや痛み、こわばりなどを生じ、症状が強いと痛みのため手作業に制限が出ることもあります。進行すると指先が変形し、第一関節の近くに水ぶくれのような腫れ(粘液嚢腫)を生じることもあります。
ヘバーデン結節は、リウマチとは下記の点で異なります。
- リウマチでは、手指の腫れが第二関節(PIP)、第三関節(MP関節)で多く起こるのに対して、へバーデン結節は第一関節(DIP関節)に生じやすいです。
- リウマチでは、朝に両手のこわばりが出ることが多く、またほかの関節(例えば膝や肩など)にも痛みや腫れを生じることがあります。
へバーデン結節の原因
へバーデン結節の原因には何がありますか?
原因ははっきりしていませんが、家族にへバーデン結節の方がいる場合や、手先をよく使う場合に発症しやすいとされています。
へバーデン結節の原因は解明されていませんが、下記のような方が発症しやすいとされています。
家族にへバーデン結節の方がいる場合
原因遺伝子などははっきりとしていませんが、遺伝的な影響があると考えられています。母や祖母に同じ症状が出現している女性に起こりやすいとされています。
手先をよく使う場合
手をよく使う人に多いことから、手指へのストレスの関与が考えられます。家族歴がある方は指先へのストレスを極力避けると良いでしょう。
へバーデン結節の治療・対処法
へバーデン結節を治すにはどのような治療を行うのでしょうか?
まずは鎮痛剤、ステロイド等の注射、湿布、テーピングなどを行います。
へバーデン結節の治療としては下記のようなものが挙げられます。
へバーデン結節の治療方法
痛みや指の曲がり制限がある場合
鎮痛剤、ステロイド等の注射、湿布、テーピングなどの治療が選択されます。これらの方法でも症状の改善が得られず、指の機能の制限が強い場合には手術も考慮されます。
痛みを伴わない場合
特に治療を行う必要はありません。
受診の目安・何科を受診するべきか
へバーデン結節の場合、何科を受診したらよいですか?
整形外科を受診しましょう。
ヘバーデン結節の場合は整形外科を受診しましょう。整形外科ではレントゲン検査などが行われることが多く、第一関節(DIP関節)以外にも腫れや変形がある場合にはへバーデン結節以外の病気が隠れていることもあるので、関節リウマチなどの自己免疫性疾患(自分の体を自分で攻撃してしまう病気)の検査が必要と判断されることがあります。関節リウマチが疑われた場合、リウマチ・膠原病科などの専門科へ紹介されることもあるので、まずは整形外科を受診して、しっかりと検査をしましょう。
へバーデン結節の専門医がいる近くの病院はありますか?
へバーデン結節の専門医がいる病院を見る対処法・セルフケア
へバーデン結節でやってはいけないことはありますか?
痛みが強い場合は、指先に負担をかけないよう注意する必要があります。
第一関節が強く痛む場合は安静を心がけてください。痛みがあっても手を使わなければならない時は、テーピングやアイシングなどを利用しましょう。
へバーデン結節に関連するその他の質問
コーヒーの飲み過ぎはへバーデン結節と関係がありますか?
カフェインとへバーデン結節発症との関連は明らかではありません。
変形性関節炎などの一部の関節炎とカフェインの取り過ぎとの関連を示唆する報告がありますが、カフェイン摂取とへバーデン結節の明確な関係は不明です。
へバーデン結節について、医師からのよくある質問
医師からよくある質問はありますか?
「へバーデン結節」について医師からよくある質問の例として次のようなものがあります。
- 手の指が痛みますか?
- 関節が痛みますか?
へバーデン結節に関連する病気・症状
このページを見ている人はこんな病気も見ています
このページを見ている人は他にどんな病気を見ていますか?
この記事の監修医師
濱畑 智弘 先生
山田記念病院 整形外科
慈恵医大を卒業。 浅ノ川総合病院、厚生中央病院を経て2021年4月より浅草病院 整形外科に勤務。 整形外科一般および人工関節置換術を専門とする。 より広い視点で医療を捉えなおすことが出来るように2020年4月より立教大学ビジネスデザイン研究科に入学、2022年3月に卒業しMBA取得。
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2020/09/03