腹圧性尿失禁
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2024/03/28
あなたの症状と腹圧性尿失禁の関連をAIでチェックする
腹圧性尿失禁について「ユビー」でわかること
※コロナの症状を確認したい方はコロナ症状チェックから
腹圧性尿失禁とはどんな病気ですか?
「腹圧性尿失禁」とは、咳・くしゃみをしたときなどお腹に力が入ったときに尿が漏れてしまう病気です。加齢や出産、お腹の手術などによって骨盤底筋群とよばれる筋肉が緩んでしまうことなどが原因で起こります。治療としては、重症度に応じて骨盤底筋のトレーニングや減量、薬物治療、手術などを行います。症状がある場合は早めに泌尿器科を受診しましょう。
腹圧性尿失禁の特徴的な症状はなんですか?
次の症状などが特徴として見られます
腹圧性尿失禁の専門医がいる近くの病院はありますか?
腹圧性尿失禁の専門医がいる病院を見る腹圧性尿失禁のQ&A
- A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説以下のような症状が見られる場合、腹圧性尿失禁が考えられます。
- 咳・くしゃみをした際の尿漏れ
- 運動時(特に走ったりジャンプをした際)の尿漏れ
- 重いものを持った際の尿漏れ
また、腹圧性尿失禁になりやすい人の特徴に、以下が挙げられます。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本泌尿器科学会.“尿が漏れる・尿失禁がある”.日本泌尿器科学会.https://www.urol.or.jp/public/symptom/04.html,(参照 2024-03-21).
日本排尿機能学会/日本泌尿器科学会編. 女性下部尿路症状診療ガイドライン 第2版. リッチヒルメディカル. 2019
岡村菊夫ほか.“高齢者尿失禁ガイドライン”.国立長寿医療研究センター.https://www.ncgg.go.jp/hospital/iryokankei/documents/guidelines.pdf,(参照 2024-03-21). - A.
はじめはお腹に強く力を入れたときのみ尿漏れが見られますが、徐々に弱い力でも尿漏れするようになります。
解説腹圧性尿失禁は膀胱(尿をためる臓器)や尿道(尿の通り道)付近の筋肉が弱くなることで起こるため、初期には腹部に強く力を入れたときにのみ見られていた尿失禁が徐々に頻繁になり、弱い力を加えたときでも見られるようになることが考えられます。
排せつの問題はデリケートな話であり、受診をためらわれる方もいらっしゃいますが、腹圧性尿失禁は減量や骨盤底筋群のトレーニング、その他の治療によって改善が期待できるため、症状が見られる場合は早い段階での受診をおすすめします。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本泌尿器科学会.“尿が漏れる・尿失禁がある”.日本泌尿器科学会.https://www.urol.or.jp/public/symptom/04.html,(参照 2024-03-21).
日本排尿機能学会/日本泌尿器科学会編. 女性下部尿路症状診療ガイドライン 第2版. リッチヒルメディカル. 2019
岡村菊夫ほか.“高齢者尿失禁ガイドライン”.国立長寿医療研究センター.https://www.ncgg.go.jp/hospital/iryokankei/documents/guidelines.pdf,(参照 2024-03-21). - A.
咳やくしゃみをした時や、重いものを持った時などに尿漏れがみられます。
解説腹圧性尿失禁では尿漏れを防ぐ働きが弱くなっているため、腹部に力が加わり、膀胱に圧力がかかると尿漏れをきたします。
具体的には以下のような状況が代表的です。- 咳・くしゃみをした時
- 笑った時
- 運動した時(特に走る、ジャンプをしたときなど)
- 重いものを持ち上げた時
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本泌尿器科学会.“尿が漏れる・尿失禁がある”.日本泌尿器科学会.https://www.urol.or.jp/public/symptom/04.html,(参照 2024-03-21).
日本排尿機能学会/日本泌尿器科学会編. 女性下部尿路症状診療ガイドライン 第2版. リッチヒルメディカル. 2019
岡村菊夫ほか.“高齢者尿失禁ガイドライン”.国立長寿医療研究センター.https://www.ncgg.go.jp/hospital/iryokankei/documents/guidelines.pdf,(参照 2024-03-21). - A.
加齢や肥満、出産、お腹の手術などで、尿を溜め続けるために必要な筋肉が弱まることが原因です。
解説腹圧性尿失禁の原因は、尿道を締める筋肉(尿道括約筋)や骨盤を支える筋肉(骨盤底筋群)などの働きが弱くなることです。
代表的な原因
- 加齢
- 肥満
- 妊娠・出産
- お腹の手術、放射線治療
- 過度に腹圧がかかる運動(スポーツ)
- 骨盤臓器脱(膀胱瘤、子宮脱)
具体的なメカニズム
具体的なメカニズムは、尿道括約筋不全と尿道過可動の2つに分けるとわかりやすいです。
尿道括約筋不全
尿道括約筋不全とは、尿道を締める筋肉が弱まることです。膀胱の出口や尿道には、排尿しない時(尿を溜めている時)に尿漏れを防ぐための筋肉(尿道括約筋)があります。この筋肉が傷ついて尿道を締める力が弱まると、お腹に力が入った時に尿が漏れやすくなります。
尿道過可動
尿道過可動とは、本来固定されている膀胱や尿道の位置がさまざまな理由で移動してしまい、尿道括約筋が機能しにくい状態になってしまうことです。膀胱や尿道の周りには複数の筋肉や靱帯(骨と骨をつなぐ構造)が存在し、臓器を正常な位置に保っています。これらの組織が緩み、膀胱や尿道の位置がずれてしまうことで、尿道括約筋がうまく働きにくくなります。
以前は腹圧性尿失禁の主な原因は尿道過可動であると言われていましたが、近年では上記の2つの原因がさまざまな割合で共存していると考えられています。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本泌尿器科学会.“尿が漏れる・尿失禁がある”.日本泌尿器科学会.https://www.urol.or.jp/public/symptom/04.html,(参照 2024-03-21).
日本排尿機能学会/日本泌尿器科学会編. 女性下部尿路症状診療ガイドライン 第2版. リッチヒルメディカル. 2019
岡村菊夫ほか.“高齢者尿失禁ガイドライン”.国立長寿医療研究センター.https://www.ncgg.go.jp/hospital/iryokankei/documents/guidelines.pdf,(参照 2024-03-21).
腹圧性尿失禁について、医師からのよくある質問
- 咳・くしゃみ、重いものを持つ、走る、階段を上るなど、お腹に力がかかったときに尿意を伴わずに尿が漏れてしまうことがありますか?
- 尿を我慢できないと感じ、トイレに急ぐときがありますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 泌尿器科