副甲状腺悪性腫瘍の初期症状と末期症状は、それぞれどのようなものですか?
副甲状腺悪性腫瘍に特有の初期症状はありません。高カルシウム血症による全身症状が現れ、進行すると肺・肝臓・骨への転移、臓器不全と全身状態の悪化をきたします。
副甲状腺悪性腫瘍の初期に特有の症状はなく、末期には転移により臓器不全を起こします。副甲状腺ホルモンの過剰な分泌と高カルシウム血症による全身症状が現れます。例えば、病的な骨折や多尿、尿路結石、悪心や嘔吐、食欲低下、胃潰瘍、急性膵炎、倦怠感、抑うつ気分といった症状が現れ、筋力低下や骨痛などが見られることもあります。
病気が進行すると、腫瘍が反回神経を含む副甲状腺周囲の組織に浸潤することで嗄声(声が枯れる)を生じることがあり、さらに約1/3の症例では肺・肝臓・骨へ転移を起こすことがあります。末期には、これらのがんが転移した臓器の障害により呼吸不全や肝不全、骨の脆弱性を生じ、高カルシウム血症が悪化すると脱水、腎機能障害、意識障害を引き起こし、全身状態が急速に悪化していきます。
副甲状腺悪性腫瘍について、特に知りたいことは何ですか?
利用規約とプライバシーポリシーに同意のうえ、もっとも当てはまる項目を選択してください。
(参考文献)
Pia Roser et al.“Diagnosis and management of parathyroid carcinoma: a state-of-the-art review”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36621911/,(参照 2025-11-26).
田口 真帆ほか.“副甲状腺癌の診断と治療~内科~”.J-Stage.https://www.jstage.jst.go.jp/article/ojjaes/40/2/40_70/_article/-char/ja/,(参照 2025-11-26).
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
副甲状腺悪性腫瘍
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
公開日:
最終更新日:
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ医療AIパートナー ユビー
24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです
