メトヘモグロビン血症の場合、主にどのような治療をしますか?
原因物質を中止して、酸素を投与します。必要に応じて、メチレンブルーを投与します。
メトヘモグロビン血症の治療は、原因や症状の重さ、血液中のメトヘモグロビン濃度によって異なります。中毒性(後天性)の場合は、まず原因となった薬や化学物質への曝露を中止して、酸素を投与します。症状が強い場合やメトヘモグロビン濃度が高い場合には、メチレンブルーによる治療を検討します。
原因物質の中止と酸素投与
中毒性(後天性)メトヘモグロビン血症では、原因物質への曝露を中止することが治療の基本です。
原因となる薬には、皮膚疾患などに使われるダプソン、局所麻酔薬、硝酸薬・亜硝酸薬、一部の抗菌薬などがあります。原因物質を中止するとともに酸素を投与して、体の組織に少しでも多く酸素を届けられるようにします。
必要に応じてメチレンブルーを投与
頭痛やめまい、意識障害などの症状がある場合や、血液中のメトヘモグロビン濃度が高い場合には、メチレンブルーの投与を検討します。
ただし、G6PD欠損症(赤血球を守る酵素が生まれつき少ない体質)では、メチレンブルーの投与によって病状が悪化するおそれがあるため使えません。
メチレンブルーを使用できない場合
メチレンブルーを使用できない場合には、アスコルビン酸の投与、交換輸血、高圧酸素療法などを検討します。
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(参考文献)
メチレンブルー静注50mg「第一三共」添付文書https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00065140.(参照 2026-10-01).
望月夕起子, 安間弥生, 田邊杏由美, 清田和也. 中毒性メトヘモグロビン血症に対するメチレンブルーの安全性および有効性―使用成績調査(全例調査)最終結果報告―. 中毒研究. 2024;37(4):404-413.
Chen RJ, Nappe TM. Methemoglobinemia. StatPearls [Internet]. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK537317/.(参照 2026-10-01).
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成城内科 消化器科
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