小児のメトヘモグロビン血症はどのように現れますか?
唇や皮膚が青紫色になるチアノーゼや、息苦しさ、ぐったりするなどの症状がみられます。
小児のメトヘモグロビン血症では、唇や皮膚が青紫色になる「チアノーゼ」が代表的な症状です。特に乳児はメトヘモグロビン血症を起こしやすく、症状を言葉で伝えられないため、顔色や呼吸、哺乳の様子などの変化に注意が必要です。
小児でみられる症状
メトヘモグロビン血症では、血液が酸素を十分に運べなくなるため、唇や皮膚、爪などが青紫色や灰色っぽく見えることがあります。
軽い場合はチアノーゼだけが目立つこともありますが、症状が強くなると、息苦しさ、呼吸が速くなる、頭痛、めまい、だるさなどが現れます。乳幼児では、哺乳量が減る、機嫌が悪い、ぐったりする、反応が鈍くなるといった様子で気づかれることもあります。
重症になると、意識障害やけいれんなどを起こし、命に関わる場合があります。急にチアノーゼや息苦しさが現れたり、ぐったりして反応が悪くなったりした場合は、速やかに病院を受診することをご検討ください。
乳児はメトヘモグロビン血症を起こしやすい
乳児、特に生後数ヶ月は、大人よりメトヘモグロビン血症を起こしやすいことが知られています。
乳児では、メトヘモグロビンを通常のヘモグロビンに戻す酵素の働きが成人より低いことや、酸化されやすい胎児ヘモグロビンの割合が高いことなども要因のひとつと考えられています。
メトヘモグロビン血症の原因に注意
小児のメトヘモグロビン血症には、生まれつきの酵素やヘモグロビンの異常による先天性と、薬や化学物質などによって起こる後天性があります。
後天性では、局所麻酔薬、ダプソンなどの薬、硝酸塩・亜硝酸塩などが原因になることがあります。乳児では、硝酸塩を多く含む井戸水で作ったミルクによって発症した例も知られています。
幼いころからチアノーゼが続いている場合や、家族にも同じような症状がある場合は先天性の可能性があります。一方、薬の使用や化学物質への曝露後に急に症状が現れた場合は、後天性を考える手がかりになります。
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(参考文献)
Johnson SF. Methemoglobinemia: Infants at risk. Curr Probl Pediatr Adolesc Health Care. 2019;49(3):57-67.
環境省「水質基準項目と基準値(52項目)」.https://www.env.go.jp/water/water_supply/kijun/kijunchi.html.(参照 2026-10-01).
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成城内科 消化器科
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