短腸症候群で栄養吸収障害が起きている場合、改善する方法はありますか?
短腸症候群の栄養吸収障害には、静脈栄養や経腸栄養を行います。腸管延長術が検討される場合もあります。
短腸症候群はなんらかの原因で小腸が短く、必要な栄養を吸収できない状態にあるため、病状に併せて栄養を取り込むための治療が行われます。
最初に行われる治療は中心静脈栄養で、高カロリーの輸液を太い静脈から入れる方法です。その後、残っている腸が活動を増して症状が安定してきた段階で、経腸栄養(消化管にチューブを入れて栄養や水分を取り込む方法)への移行を検討します。
そのまま回復に進むと経口での食事が可能となります。しかし、腸管の長さによっては数ヶ月から数年間、中心静脈栄養が継続されるケースもあり、場合によっては腸管延長術という外科術での治療が検討されます。
どのような治療を行うかは患者さんの病状により異なりますので、個別のケースについては主治医にご相談ください。
横浜医療センター 消化器科
川崎 千瑛 監修
(参考文献)
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