思春期早発症ではどのような症状がありますか?
思春期早発症では、通常よりも早い時期に年齢に不相応な体の変化(第二次性徴)が現れます。
思春期早発症では、年齢に比べて早く第二次性徴(体が大人へ近づく変化)が始まるのが特徴です。
女の子では、乳房の発育をもって思春期の開始と考え、その後、陰毛発生、初経の順で思春期の変化が進んでいきます。男の子では、精巣の大きさが4mL以上になった時を思春期の開始と考えます。その後、陰毛発生、ひげの出現・声変わりの順で思春期の変化が進んでいきます。思春期早発症では、これらの変化が通常のタイミングより著しく早く(平均より2~3年以上早く)出現します。
また、骨の成長が早くから進むため、成長スピードは一時的に速くなりますが、その分、骨の成長が早く止まってしまうため、最終的な身長が低くなる可能性があります。
さらに、体の成長に心の発達が追いつかないことで、不安や戸惑いを感じたり、友達との違いに悩んだりすることもあります。したがって、思春期早発症では体だけでなく心のサポートも重要です。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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