思春期早発症には初期症状はありますか?
思春期早発症では乳房のふくらみや急な身長の伸びなどが初期症状です。
思春期早発症の初期症状は、通常より早い年齢での第二次性徴の兆候として現れます。
初期症状は性別によって異なります。女の子の場合、最も早く気づかれるのは乳房のふくらみです。通常は8歳以降に始まりますが、それより早く見られる場合は要注意です。その他に、8歳未満での陰毛や腋毛の発生、10歳未満での初潮なども注意が必要です。
男の子では、9歳未満で精巣や陰茎の肥大が見られることがありますが、女の子に比べて気づかれにくいことが多いです。10歳未満での陰毛の発生、11歳未満での脇毛の発生や声変わりなどが現れることもあります。
女の子、男の子に共通して、体臭の変化、ニキビの出現なども第二次性徴の兆候である可能性があります。また、男女ともに骨の成長が早まることで、短期間で急に背が伸びるのも特徴です。その分、骨の成長が早く止まってしまうため、最終的な身長が低くなる可能性があります。
保護者がこうした初期変化に気づいたときは、早めに小児科や専門医を受診し、ホルモン検査や骨年齢の評価を行うことが重要です。早期に発見することで、適切な治療や対応が可能になります。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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