眼内炎の場合、主にどのような治療をしますか?
抗菌・抗真菌薬の硝子体内注射や点滴、手術です。
眼内炎の治療は緊急性が高く、進行を食い止め、視力を保つために即座に対応する必要があります。
治療の柱は、
- ①硝子体内に直接抗菌薬や抗真菌薬を注射して病原体を制御する方法
- ②点滴による全身的な抗菌薬の投与
- ③必要に応じた硝子体手術(硝子体切除術)
です。
特に手術後に発症した眼内炎では、硝子体内注射に加え、硝子体を一部取り除いて、眼内を洗浄する手術が早期に行われます。これにより、炎症の原因物質を物理的に除去し、薬剤の浸透を高める効果が期待できます。治療の遅れは視力の回復を著しく難しくし、最悪の場合は失明のリスクも伴います。
したがって、眼内炎が疑われる段階で、確実かつ迅速な診断と治療を行うことが、視機能の予後を大きく左右します。重症度や原因菌に応じて、ステロイドの併用や複数回の注射・手術が必要になることもあります。
東日本橋内科クリニック 眼科
恒矢 美貴 監修
(参考文献)
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