サルコペニアで筋肉がなくなると、どうなりますか?

身体機能が著しく低下し、日常生活が困難になり、転倒・骨折、要介護状態、さらには死亡リスクが高まります。

解説

筋肉は体を動かすだけでなく、エネルギー代謝、体温調節、免疫機能など、生命維持に不可欠な多くの役割を担っています。サルコペニアが進行し、筋肉が極端に減少すると、以下のような影響が出ます。

  • 身体機能の喪失: 歩行、立ち上がり、着替え、食事などの基本的な日常生活動作(ADL)が自力で行えなくなり、介助が必要になります。
  • 活動量の激減: 運動能力が低下し、外出や社会参加が困難になり、活動量が著しく減少します。
  • 健康問題の増加: 転倒・骨折のリスクが非常に高まります。また、嚥下障害による誤嚥性肺炎、呼吸筋力低下による呼吸器合併症、代謝異常(血糖コントロールの悪化など)のリスクも増加します。
  • 全身の衰弱: フレイル(虚弱)が進行し、病気に対する抵抗力が低下します。
  • 要介護状態・寝たきり: 最終的には要介護状態や寝たきりにつながり、生活の質(QOL)が著しく低下します。
  • 死亡リスクの増加: 上記の合併症や全身状態の悪化により、死亡リスクが高まります。

公開日

最終更新日

まつだ整形外科クリニック 整形外科

栗原 信吾 監修

おすすめのQ&A
関連する病気と症状

(参考文献)

この記事をシェアする

治療が必要な患者様へのお願い

サルコペニア

の方は説明を必ずお読みください

こちらのQRコードを

スマーフォンのカメラで読み取ってください

疾患について分かりやすくまとまっています
1

QRコードを読み取るだけ 非接触で安心

2

一問一答なので 読むのが簡単

3

どんな治療をするべきか 納得して取り組める

関連するQ&A
関連する病気と症状
気になる症状はユビーアプリで簡単チェック
初めての方へ

ユビー病気のQ&Aとは?

現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。

病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ
無料で症状を調べる
症状を調べる

症状検索エンジン「ユビー」

体調に不安がある、医療機関への受診を考えている方向けに、20〜30問程度の質問に答えることで、あなたに関連性のある病名や、適切な受診先を無料で調べられます。

医療機関を探す
医療機関を探す

お近くの病院をお探しの方へ

「受診科が分からない」「どの医療機関に行ったらいいか分からない」といった悩みは、ユビーの病院検索が便利です。近所の病院も探せるので、ぜひご利用ください。

治療法を調べる
治療法を調べる

治療案内ユビー

自身の治療情報を登録することで、治療の選択肢や使っている薬についてなど、あなたの参考になりそうな治療情報を調べられる機能です。

ネットで医師相談
ネットで医師相談

ユビーかんたん医師相談

病院にすぐに行くべきかなど悩んだタイミングですぐに相談。つらくて病院に行けないとき、時間がないとき、夜間や休日などに、いつでも医師に相談できます。