サルコペニアで筋肉がなくなると、どうなりますか?
身体機能が著しく低下し、日常生活が困難になり、転倒・骨折、要介護状態、さらには死亡リスクが高まります。
筋肉は体を動かすだけでなく、エネルギー代謝、体温調節、免疫機能など、生命維持に不可欠な多くの役割を担っています。サルコペニアが進行し、筋肉が極端に減少すると、以下のような影響が出ます。
- 身体機能の喪失: 歩行、立ち上がり、着替え、食事などの基本的な日常生活動作(ADL)が自力で行えなくなり、介助が必要になります。
- 活動量の激減: 運動能力が低下し、外出や社会参加が困難になり、活動量が著しく減少します。
- 健康問題の増加: 転倒・骨折のリスクが非常に高まります。また、嚥下障害による誤嚥性肺炎、呼吸筋力低下による呼吸器合併症、代謝異常(血糖コントロールの悪化など)のリスクも増加します。
- 全身の衰弱: フレイル(虚弱)が進行し、病気に対する抵抗力が低下します。
- 要介護状態・寝たきり: 最終的には要介護状態や寝たきりにつながり、生活の質(QOL)が著しく低下します。
- 死亡リスクの増加: 上記の合併症や全身状態の悪化により、死亡リスクが高まります。
まつだ整形外科クリニック 整形外科
栗原 信吾 監修
(参考文献)
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