成人T細胞白血病の発症率を教えてください。
ATLはhuman T‐lymphotropic virus type 1(HTLV‐1)キャリアに約5%の頻度で発症します。
human T‐lymphotropic virus type 1(HTLV-1)キャリアが生涯に成人T細胞白血病(ATL)を発症する割合は約5%と考えられており、全国のキャリア数は約100万人、ATL発症数は年間約700例と言われています。
また、沖縄、鹿児島、宮崎、長崎各県のキャリア率は約5%であり、世界的にみても最もHTLV‐1の地域集積性が強いと言われています。
これらの人口は日本全国の約4.6%ですが、国内キャリアの1/3を占めています。
人口比約1%(約150万人)の長崎県では、全国平均の10倍、年間約70 例の発症と死亡が確認されています。
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最終更新日:
兵庫医科大学病院 輸血・細胞治療センター 血液内科
山原 研一 監修
(参考文献)
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