「膀胱尿路上皮癌」の原因やなりやすい人の特徴には、何がありますか?
「膀胱尿路上皮癌」の原因として喫煙や化学物質があり、なりやすい人の特徴は高齢男性が挙げられます。
「膀胱尿路上皮癌」は、膀胱がんの90%以上を占めるがんです。
膀胱がんの主な原因として、最もよく知られているのは喫煙であり、非喫煙者に比べ、発症リスクが2〜4倍に高まるとされています。
また、化学染料に含まれる芳香族アミン(2-ナフチルアミン、4-アミノビフェニル、ベンジジンなど)と、膀胱がん発症の因果関係が明らかにされており、これらの薬剤を扱う職業やゴムを扱う職業従事者は、2~40倍膀胱がん発症の危険が高いと報告されています。
さらに、高齢者や男性に多くみられ、年齢とともに発症率が上昇します。2018年のデータでは、男性においては女性より3倍発症頻度が高くなっています。
その他にも、尿路結石や膀胱炎などの慢性刺激、過去の放射線治療、シクロホスファミド(抗がん剤)の長期使用も関与することがあります。
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
(参考文献)
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