亜鉛欠乏症と貧血にはどのような関係がありますか?
亜鉛は造血に関わるため貧血が起こり、鉄剤で改善しない貧血の原因となることがあります。
亜鉛は赤芽球の分化・増殖など造血に関わっているため、亜鉛が不足すると貧血をきたすことがあります。
スポーツ選手が亜鉛欠乏をきたすと、赤血球への影響に加えて強度の機械的刺激(激しい運動など)により溶血しやすくなり、貧血になりやすい可能性があるとされています。 鉄の補充などの治療を受けても改善しにくい場合は、亜鉛欠乏の合併も鑑別に挙がります。
一方で注意すべき点として、亜鉛製剤の投与では有害事象として銅欠乏(貧血、白血球減少、歩行困難や転倒等)や、まれではあるが鉄欠乏性貧血をきたすことがあります。 そのため、亜鉛治療中は定期的に通常の血算に加えて鉄(血清鉄、TIBC、フェリチン)や銅の値も確認することが重要です。
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富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
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