下咽頭癌で手術ができないと言われた場合、どうなりますか?
理由によりその他の治療を行ったり、緩和ケア中心のサポートに移行したりします。
下咽頭癌で「手術ができない」と言われた場合、多くの方が非常に不安になるかと思いますが、それは治療の選択肢がないという意味ではありません。手術ができないのには、いくつかの理由が考えられます。
がんが進行している場合
がんが肺や骨などに遠隔転移がある場合や、総頸動脈などの血管の周囲に浸潤していて、手術に大きなリスクを伴う場合には、手術以外の治療選択肢がすすめられる場合があります。手術以外の選択肢には、以下のようなものがあります。
- 化学放射線療法
- 化学療法
- 分子標的療法
- 免疫療法
全身状態が悪い場合
心臓病、腎不全、肺気腫などの基礎疾患が重度であったり、高齢で、全身麻酔や大きな手術に耐えられないと判断された場合には、上記の薬物療法も難しいことも多いです。その場合には、痛みや呼吸苦、飲み込みのつらさなどを和らげる緩和ケアを中心に行い、できる限り快適に過ごせるようサポートします。
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
下咽頭癌
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ医療AIに不調を相談
医療AIパートナー ユビー
24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです