甲状腺濾胞癌のステージ別(転移の有無別)での余命は、適切に治療した場合、どのくらいですか?
診断時に転移がない場合は10年生存率100%と非常に良好でしたが、転移がある場合10年生存率は26.0%でした。
甲状腺濾胞癌のステージ別(転移の有無別)での余命は、適切に治療した場合、どのくらいかは明確には分かっていませんが、いくつか研究報告があります。余命は遠隔転移の有無と血管浸潤(がん細胞が血管に入り込むこと)の程度で大きく異なります。
遠隔転移に関する研究では、転移がない場合は10年生存率100%と非常に良好であった一方、転移がある場合は生存率が大きく低下し、がんの診断時から転移がある場合は10年生存率26.0%、20年生存率13.0%でした。治療開始後に転移が分かった場合でも10年生存率76.6%、20年生存率66.7%でした。遠隔転移は死亡リスクを約35.5倍に高めるとされています。
血管浸潤に関する研究では、浸潤の強さで予後が段階的に悪化すると報告されています。10年生存率は、血管浸潤なしで100%、ありで96.1%でした。さらに血管浸潤の数でみると、10年生存率はそれぞれ、0か所で100%、1か所で98.9%、2か所以上で94.6%と低下していました。また、治療後10年間の間にがんが再び出てこなかった人の割合は、微小浸潤型(顕微鏡で分かる程度の小さな浸潤)で97.3%、血管浸潤型(血管に入り込むタイプ)で84.2%、広汎浸潤型(広く周りの組織に入り込むタイプ)では69.9%でした。
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(参考文献)
一般社団法人 日本内分泌外科学会.“甲状腺腫瘍診療ガイドライン 2024”..https://jaes.umin.jp/info/guidelines_guideline2024.html,(参照 2026-03-25).
Haruhiko Yamazaki et al.“Role of the Degree of Vascular Invasion in Predicting Prognosis of Follicular Thyroid Carcinoma”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38006314/,(参照 2026-03-25).
Ting Zhang et al.“Risk factors for death of follicular thyroid carcinoma: a systematic review and meta-analysis”.National Library of Medicine.https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10618390/,(参照 2026-03-25).
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医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
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