眼瞼炎の場合、主にどのような治療をしますか?
眼瞼炎の治療は、原因の除去と症状の軽減、再発の予防が必要です。
眼瞼炎の治療は、原因の除去と症状の軽減、再発の予防を目的として行われます。最も基本的で重要なのが、まぶたの清潔を保つことです。
具体的には、蒸しタオルや専用のホットアイマスクなどでまぶたを温める「温罨法(おんあんぽう)」を行い、マイボーム腺の詰まりを改善します。これにより脂の流れがよくなり、炎症の軽減が期待されます。
また、細菌感染が疑われる場合には抗菌薬の点眼や眼軟膏が処方され、炎症が強い場合には、短期間のステロイド点眼薬を併用して使用されることもあります。
重症の細菌感染と考えられる場合には、抗菌薬の内服が行われることもあります。さらに、眼瞼炎によってドライアイを併発している場合は、人工涙液やヒアルロン酸点眼薬などによる保湿治療が併用されます。
眼瞼炎は慢性化や再発を繰り返すこともあり、症状が軽快したあとも継続的にまぶたのケアを行うことが重要です。アイメイクの落とし残しや、コンタクトレンズの不適切な使用などが悪化因子となるため、生活習慣の見直しも治療の一環として求められます。
東北大学病院 眼科
山口 知暁 監修
(参考文献)
症状から調べる.公益財団法人日本眼科学会,https://www.nichigan.or.jp/public/disease/symptoms.html?catid=78(参照 2025-06-05)
福⽥ 憲.“アトピー性⽪膚炎と⽬の病気”.日本眼科医会.https://www.gankaikai.or.jp/press/detail2/__icsFiles/afieldfile/2024/06/27/20240627_3.pdf,(参照 2025-06-05).
堀好子.眼瞼炎.池袋サンシャイン通り眼科診療所,https://www.ikec.jp/eye_disease/070/(参照 2025-06-05)
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