AGA(男性型脱毛症)を治療しないほうがいい場合はありますか?
費用対効果や診断・副作用において治療しないほうがよいこともあるかもしれません。
AGA(男性型脱毛症)の治療を「しないほうがいい」というニュアンスは複数ありますが、以下にしないほうがよいであろう理由を列挙します。
治療費が高額
AGA治療は保険適用外で全額自己負担となるため、治療費が高額になることがあります。また、効果を維持させるためには長期間治療を継続する必要があるため、経済的な負担が長く続く可能性があります。
効果がすぐに感じられない
効果が現れるまでに時間がかかり、半年~1年程度を見込んで根気強く治療を継続する必要があります。その一方で、治療の効果には個人差があり、期待していたほどの増毛効果が得られない場合や、さまざまな理由で治療を自己中断すると、また脱毛の症状が進行してしまうこともあり得ます。
薬の副作用や処置の合併症
以下のような副作用に悩むことになる可能性があります。
性欲減退や勃起不全
飲み薬の副作用として、性欲減退や勃起不全が報告されています。薬を中止しても改善しなかったという事例もあり、注意が必要です。
頭皮のかゆみや炎症
塗り薬では、頭皮のかゆみや炎症といった副作用が生じることがあります。
そもそもAGAではない
典型的な男性のAGAであれば診断はそこまで難しくないことも多いですが、円形脱毛症など他の脱毛症をAGAと誤診されたり、特に女性のAGAの場合では、他の種類の脱毛症と簡単には見分けがつかないこともあります。AGAと誤診されてそれに対する治療が行われた場合、経済的・時間的損失や(AGAではない原因の)脱毛が進行してしまうリスクがあります。
治療を開始する際には、診断・効果・副作用や長い目でみた展望について、医師としっかり相談し、自分に合った治療法を選ぶようにしましょう。
大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
(参考文献)
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