射精障害は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
早漏にはSSRIやα1遮断薬、逆行性射精には三環系抗うつ薬等。いずれも保険適用外(自費)です。
使う薬は射精障害のタイプによって異なりますが、いずれも日本では射精障害に対して保険が利かないため、自費(全額自己負担)になります。
早漏の場合
射精を遅らせる薬を使います。うつの薬の一種であるSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬のパキシルⓇ〔パロキセチン〕など)や、前立腺をゆるめる薬であるユリーフⓇ(シロドシン)などのα1遮断薬です。
SSRIの副作用には吐き気のほか、まれに体が興奮して発汗・震えなどが出るセロトニン症候群があり、薬をやめたあとも性機能の不調が続くこと(PSSD)もあります。なお、以前使われていたアモキサピンは、2023年2月に販売中止となっています。
α1遮断薬の副作用には、効果によって精液が出にくくなる・出なくなることや、まれに急に立ち上がったときに、めまい・ふらつき(起立性低血圧)が起こることがあります。
逆行性射精・無射精の場合
精液の放出を助ける薬を使います。古いタイプのうつの薬(三環系抗うつ薬のトフラニールⓇ〔イミプラミン〕など)や、神経を刺激して精液を押し出しやすくする薬(交感神経刺激薬)です。
三環系抗うつ薬では口の渇き・便秘・眠気・排尿しにくさ、交感神経刺激薬では動悸・血圧上昇・頭痛などに注意します。また、α1遮断薬を飲んでいた場合は、α1遮断薬の種類や飲むタイミングを変えることで改善する場合もあります。
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東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
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