離断性骨軟骨炎のステージ分類について教えてください。

離断性骨軟骨炎の進行度は「病期」と呼ばれ、初期、進行期、終末期の段階があります。

解説

離断性骨軟骨炎は、病気の進み具合によっていくつかの段階に分けられます。これを病期と呼びます。レントゲンなどの画像検査を用いて判断します。

1.初期(透亮期:とうりょうき)

  • この時期は、まだ骨軟骨片が浮き上がっているだけで、完全に剥がれてはいません。
  • 自覚症状が出にくいのが特徴で、痛みや関節の動きの制限がほとんどありません。レントゲンでも病変が写りにくいことが多いです。

2.進行期(分離期:ぶんりき)

  • 分離前期:骨軟骨片が浮き上がり始めている状態です。
  • 分離後期:骨軟骨片が完全に剥がれてはいませんが、ひび割れや変形が生じ、痛みや可動域制限が出てくることがあります。レントゲンでも異常が見つかることがあります。

3.終末期(遊離体期:ゆうりたいき)

  • 骨軟骨片が完全に剥がれて、関節の中を自由に動く遊離体(関節ねずみとも呼ばれる)となった状態です。
  • この段階になると、強い痛みが出たり、剥がれた骨軟骨片が関節に挟まって動かなくなる「ロッキング」が起こったりすることがあります。


病期の分類には、他にも関節鏡に基づいた専門的な分類方法もあります。これらの分類は、医師が患者さんの病状を正確に把握し、最適な治療法を選択するために用いられます。

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公開日

最終更新日

山田記念病院 整形外科 整形外科部長

濱畑 智弘 監修

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