離断性骨軟骨炎のステージ分類について教えてください。
離断性骨軟骨炎の進行度は「病期」と呼ばれ、初期、進行期、終末期の段階があります。
離断性骨軟骨炎は、病気の進み具合によっていくつかの段階に分けられます。これを病期と呼びます。レントゲンなどの画像検査を用いて判断します。
1.初期(透亮期:とうりょうき)
- この時期は、まだ骨軟骨片が浮き上がっているだけで、完全に剥がれてはいません。
- 自覚症状が出にくいのが特徴で、痛みや関節の動きの制限がほとんどありません。レントゲンでも病変が写りにくいことが多いです。
2.進行期(分離期:ぶんりき)
- 分離前期:骨軟骨片が浮き上がり始めている状態です。
- 分離後期:骨軟骨片が完全に剥がれてはいませんが、ひび割れや変形が生じ、痛みや可動域制限が出てくることがあります。レントゲンでも異常が見つかることがあります。
3.終末期(遊離体期:ゆうりたいき)
- 骨軟骨片が完全に剥がれて、関節の中を自由に動く遊離体(関節ねずみとも呼ばれる)となった状態です。
- この段階になると、強い痛みが出たり、剥がれた骨軟骨片が関節に挟まって動かなくなる「ロッキング」が起こったりすることがあります。
病期の分類には、他にも関節鏡に基づいた専門的な分類方法もあります。これらの分類は、医師が患者さんの病状を正確に把握し、最適な治療法を選択するために用いられます。


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山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
.“「膝離断性骨軟骨炎」”.公益社団法人 日本整形外科学会.https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/osteochondritis_dissecans.html,(参照 2025-10-01).
鶴田 敏幸ほか.“上腕骨小頭離断性骨軟骨炎の予後因子”.J-Stage.https://www.jstage.jst.go.jp/article/nishiseisai/63/3/63472/article/-char/ja/,(参照 2025-10-01).
長澤 誠ほか.“野球検診で発見された上腕骨小頭離断性骨軟骨炎例の特徴”.J-Stage.https://www.jstage.jst.go.jp/article/katakansetsu/42/2/42_552/_article/-char/ja/,(参照 2025-10-01).
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