多発性骨髄腫で急死することはありますか?

多発性骨髄腫の合併症や治療に関連して急死する可能性があります。

解説

多発性骨髄腫の合併症として、以下が挙げられ死に至る可能性があります。

  • 感染症の重症化
  • 重度のカルシウム上昇に伴う不整脈や昏睡状態
  • 重度の腎機能障害
  • 異常な抗体が心臓に沈着することによる不整脈

など
また、自家末梢血幹細胞移植併用大量化学療法は、5%未満の治療関連死のリスクがあり、CAR-T療法や免疫チェックポイント阻害薬も一部の副作用が死に関連する場合があります。その他の治療も、それぞれ個別にリスクがあります、
治療選択の際には副作用についても担当医に相談するようにしましょう。

公開日

最終更新日

亀田総合病院 腫瘍内科

瀬口 京介 監修

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多発性骨髄腫

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関連するQ&A

多発性骨髄腫とはどのような病気ですか?

血液細胞の1つである「形質細胞」ががん化する、いわゆる血液のがんです。

多発性骨髄腫の原因は何ですか?

多発性骨髄腫になる原因は、はっきりとは分かっていません。

多発性骨髄腫には主にどのような症状が見られますか?

骨や関節の痛み、体のだるさ、吐き気、多尿、体重減少などの様々な症状が見られます。骨折してしまうこともあります。

多発性骨髄腫には初期症状はありますか?

骨の痛みや倦怠感が生じることがあります。また、無症状のまま進行し、検査で初めて見つかることもあります。

医療機関を受診する目安はありますか?

健康診断での貧血を指摘された場合や、倦怠感などの症状が続く場合は受診しましょう。

多発性骨髄腫の場合、何科を受診したらよいですか?

最終的には血液内科で治療を行いますが、まずは具体的な症状について、最寄りの内科や整形外科で精密検査を受けましょう。

多発性骨髄腫の余命はどれくらいですか?

診断時の状況によってさまざまです。国の統計では平均的に診断されてから5年間で約50%の人が亡くなることがわかっています。

多発性骨髄腫の末期症状はどのような症状でしょうか?

骨折、貧血による動悸や息切れ、腎機能障害による浮腫などのさまざまな症状の出現が予想されます。

多発性骨髄腫の進行速度はどれくらいですか?

診断時の状況や、リスク分類などによってさまざまで一概には言えません。

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