二度熱傷の原因は何がありますか？

二度熱傷は、皮膚の深い層である真皮まで損傷が及ぶやけどであり、水ぶくれや強い痛みを伴うのが特徴です。原因となる熱源は日常生活の中に潜んでおり、多岐にわたります。

【主な原因】

高温の液体

やかんのお湯、熱い飲み物（コーヒー、お茶、カップ麺など）、天ぷら油、高温の浴槽など。

高温の固体

ストーブ、アイロン、ホットプレートなどが挙げられます。

炎

火災、調理中の衣服への引火、花火などが原因となります。

低温熱傷

44～50℃程度の比較的低い温度でも、長時間皮膚に触れ続けることで深いやけどになることがあります。湯たんぽ、電気あんか、電気毛布、使い捨てカイロなどが代表的な原因です。

化学物質

酸やアルカリ溶液などの薬品による損傷。

電流

落雷や高圧線など、電流が体を通ることで生じるやけど（電撃傷）。

特に小さなお子さんや高齢者は、熱いものをこぼしたり、低温熱傷に気づきにくかったりするため、注意が必要です。