過眠症で寝ているか起きているかわからない状態になることはありますか?
はい、過眠症では入眠時に現実のような夢を見たり、夢と現実の境界が不明瞭な感覚になることがあります。
過眠症、特に「ナルコレプシー」という種類の過眠症では、睡眠と覚醒の境界が曖昧になることで、「寝ているか起きているかわからない」状態を経験することがあります。
これは主に「入眠時幻覚」という症状によるものです。これは、眠りにつく際に非常に鮮明で現実感のある夢を見る現象で、時に聴こえたり見えたりする内容が現実の出来事のように感じられます。また、意識はあるのに体を動かせなくなる「睡眠麻痺」(いわゆる金縛り)を伴うこともあり、これらの体験が重なることで、現実と夢の区別がつかない状態に陥ることがあります。
さらに、別の種類の「特発性過眠症」では、目が覚めたあとも頭がはっきりせず、混乱した言動をとってしまう「睡眠酩酊(すいみんめいてい)」という状態が見られます。これは重度の「寝ぼけ」のような状態で、覚醒しているのか眠っているのか自分でもよくわからない感覚になることがあります。
こころの港クリニック 京橋・東京駅前 精神科・心療内科
山﨑 龍一 監修
(参考文献)
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