過眠症の場合、主にどのような治療をしますか?
過眠症の原因に応じて異なる治療を行います。脳を覚醒させる薬の服用や、睡眠習慣の見直しなどがあります。
過眠症は日中の過剰な眠気を引き起こす病気の総称であり、原因は脳の機能異常、身体的疾患、睡眠不足など実にさまざまです。(詳しくはこちら)そのため、治療も原因に応じて異なります。
脳の機能異常が原因の場合
ナルコレプシーや特発性過眠症などでは脳の機能異常によって過眠症状が見られます。これらの病気に対しては、主に精神刺激薬と呼ばれるグループの薬を用いて治療します。具体的な薬剤は以下のとおりです。
- モダフィニル(モディオダールⓇ️)
- メチルフェニデート(リタリンⓇ️)
- ペモリン(ベタナミンⓇ️)
他の病気が原因の場合
などが過眠症の原因となっている場合があります。このような場合、原因となっているもとの病気の治療を行います。
睡眠習慣が原因の場合
慢性的な睡眠不足が原因で過眠症となっている場合も少なくありません。このような場合、睡眠習慣を見直し、必要な睡眠時間を確保することで症状の改善が期待できます。
公開日:
最終更新日:
精神科・心療内科
日下 慶子 監修
(参考文献)
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