過眠症で10時間以上寝ても眠気が取れない場合の対処法を教えてください。
まずは原因を明らかにするため医師に相談しましょう。そのうえで適切な治療と生活改善を行います。
10時間以上寝ても眠気が取れない場合、まず最も重要なのは「本当に過眠症なのか、それとも別の原因があるのかを診断してもらうこと」です。その症状は、過眠症だけでなく、睡眠時無呼吸症候群(SAS)やうつ病、甲状腺機能低下症など、睡眠の質を低下させる他の病気が原因の可能性もあります。
したがって、最初の対処法は自己判断せず、まずはかかりつけ医に相談してみましょう。そのうえで必要であれば、睡眠専門医を受診するのがよいかもしれません。問診や終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)などによって眠気の原因を特定していきます。
その結果、過眠症と診断された場合の対処法として、神経刺激薬などの薬物療法が中心となります。
そのうえで、医師の指導のもと、
- ①毎日同じ時間に起床・就寝して生活リズムを整える
- ②日中に15〜30分程度の計画的な仮眠をとる
- ③朝に太陽光を浴びて覚醒を促す
といった生活習慣の改善を目指します。
これらの対処法は、正確な診断が前提であるため、まずは医療機関で原因を調べることが優先されると考えます。
こころの港クリニック 京橋・東京駅前 精神科・心療内科
山﨑 龍一 監修
(参考文献)
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