過眠症の場合、昼寝しても眠いことはありますか?
はい、昼寝をしても眠気が十分に解消されず、すぐにまた眠くなることがあります。
過眠症の患者さんでは、昼寝をしても日中の根本的な眠気が、完全には解消されないことが多く、その効果は病気のタイプによって異なります。
過眠症の一種である「ナルコレプシー」の場合、15〜20分程度の計画的な短い昼寝は、一時的に頭をすっきりさせ、その後の眠気を数時間抑える効果が期待できるため、治療の一環として推奨されることがあります。しかし、その効果は持続せず、時間が経つと再び強い眠気に襲われます。
一方、「特発性過眠症」というタイプでは、昼寝をしてもすっきりとした爽快感が得られにくく、むしろ1時間以上と長くなりがちです。さらに、目が覚めたあとも頭がぼんやりした状態(睡眠酩酊)が続き、かえって眠気が改善しないことも少なくありません。
このように、昼寝で眠気が解消されるかどうかは一概には言えず、昼寝をしても、なお日常生活に支障をきたすほどの眠気が続く場合は、過眠症が否定できません。
こころの港クリニック 京橋・東京駅前 精神科・心療内科
山﨑 龍一 監修
(参考文献)
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