過眠症で日中に眠すぎる場合の対処法を教えてください。
医師の治療を前提に、計画的な仮眠や規則正しい睡眠習慣の維持が重要です。
過眠症による日中の強い眠気への対処は、専門医による薬物療法が基本です。自己判断で対処せず、必ず医師に相談してください。そのうえで、医師の指導のもと日常生活でできる補助的な方法として、以下が挙げられます。
ひとつは、午後の早い時間帯などに15〜20分程度の短い仮眠をとる「計画的仮眠」です。これにより、一時的に眠気がリフレッシュされ、その後の活動の効率が上がることがあります。
また、コーヒーやお茶に含まれるカフェインは、中枢神経を刺激して覚醒を促す効果がありますが、効果は一時的で、摂りすぎは夜の睡眠に悪影響を及ぼすため注意が必要です。
その他、朝に太陽光を浴びて体内時計（サーカディアンリズム）を整えたり、眠気を感じた時に軽い運動やストレッチをしたりすることも、覚醒レベルを維持するのに役立ちます。
ただし、これらは根本的な治療ではなく、あくまで対症療法です。安全な社会生活を送るためにも、専門医による適切な治療を継続することが最も重要です。
こころの港クリニック 京橋・東京駅前 精神科・心療内科
山﨑 龍一 監修
(参考文献)
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