一日中ずっと眠いのは過眠症ですか?
過眠症の可能性もありますが、睡眠不足や他の病気が原因の場合も多いです。
「一日中ずっと眠い」という症状は、過眠症の可能性がありますが、それだけで断定はできません。最も多い原因は、単純な睡眠時間の不足(睡眠不足症候群)です。
必要な睡眠時間は個人差が大きく、自分では十分寝ているつもりでも、慢性的な睡眠不足が「睡眠負債」として蓄積し、日中の強い眠気を引き起こしていることがあります。
また、睡眠時無呼吸症候群(SAS)のように、夜間の睡眠の質が低下している場合も、日中に強い眠気が現れます。その他、うつ病などの精神疾患や、甲状腺機能低下症、貧血といった身体疾患が原因で眠気が生じることもあります。
過眠症は、これらの原因がなく、夜間に十分な睡眠をとっているにも関わらず、日中に耐えがたい眠気が生じる病気です。自己判断はせず、まずは生活習慣を見直し、それでも改善しない場合は、専門の医療機関を受診して原因を特定することが重要です。
過眠症は比較的めずらしい疾患で、単に睡眠不足だったり、睡眠時無呼吸症候群が隠れていたりすることがほとんどです。
こころの港クリニック 京橋・東京駅前 精神科・心療内科
山﨑 龍一 監修
(参考文献)
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