ハンセン病になると、顔が崩れるのですか?
症状で顔が変形する可能性がありますが、崩れるわけではありません。
ハンセン病が、顔の変形を引き起こすという誤解は広く存在しますが、実際に病気そのものが「顔を崩す」わけではありません。
主に皮膚と末梢神経に症状が現れるため、その影響を受けることがあります。
顔が変形する可能性としては、以下のような症状が考えられます。
- 神経障害:末梢神経を損傷し、顔の筋肉の麻痺がおこるために、表情が制限されて外観が変化する可能性があります
- 皮膚病変:症状が進行すると、顔に結節や浸潤性の病変が現れ、輪郭が変形する可能性があります
早期発見・早期治療で外見の変化も予防できます。
偏見や誤解をなくすため、1人ひとりが正しい知識を持ちましょう。
公開日:
最終更新日:
新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科
武井 悠香子 監修
(参考文献)
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「ハンセン病」とはどのような病気ですか?
主に皮膚と末梢神経に影響を及ぼす、慢性の感染症です。
ハンセン病の原因は何がありますか?
らい菌への感染です。
ハンセン病ではどのような症状がありますか?
皮疹や感覚障害など、主に皮膚と末梢神経の症状が現れます。
ハンセン病には初期症状はありますか?
特徴的な皮疹と、皮疹に一致した知覚障害が起こることが多いです。
ハンセン病の場合、主にどのような治療をしますか?
多剤併用療法(MDT)と呼ばれる薬物療法を行います。
ハンセン病が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
まず皮膚科を受診するといいでしょう。
ハンセン病が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
触ったときに感覚が鈍い皮疹が現れたら、皮膚科を受診しましょう。
ハンセン病のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
ハンセン病は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
主にリファンピシン、ジアフェニルスルホン、クロファジミンの多剤併用で治療され、副作用があります。
ハンセン病で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
担当医に相談しましょう。
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