肺血栓塞栓症は完治しますか?
適切な治療を受けることで、完治することができます。
適切な治療により、完治することがあります。
肺血栓塞栓症と診断された場合には、内服薬や注射薬を用いた血栓を溶かす治療(抗凝固療法)、カテーテルを用いた血管内からの治療や手術といった方法が行われます。
さらに、弾性ストッキングなどを用いて、足の血流が滞らなくするような処置も並行して行われます。
また、呼吸や循環の状態が悪くなる際には、呼吸器や血圧を維持させるような機器(人工呼吸器やECMO:体外式膜型人工肺など)を用いた高度な呼吸・循環管理が必要となることもあります。
これらの適切な治療を行い、血栓が消失し、呼吸・循環の状態が改善し、血流の停滞などが起こる病態・状況を改善することができれば、治癒することが期待できます。
途中で内服薬が不要となることもありますが、病状によっては内服治療や弾性ストッキングなどの治療を、長期間継続することが必要となることもあります。
おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
(参考文献)
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