悪性胸膜中皮腫は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
手術で切除できない場合、免疫チェックポイント阻害薬や抗がん剤を用います。副作用は薬に応じてさまざまです。
手術で切除できない進行・再発した悪性胸膜中皮腫の治療に使用する薬剤には、大きく分けて免疫チェックポイント阻害薬と抗がん剤があります。
免疫チェックポイント阻害薬
免疫チェックポイント阻害薬とは、がんに対する免疫を活性化させる薬です。悪性胸膜中皮腫に対しては、
- ニボルマブ
- イピリムマブ
という2種類の免疫チェックポイント阻害薬を組み合わせた治療を行います。
副作用として、免疫が過剰に働くことで自分自身の正常な臓器を免疫細胞が攻撃してしまい、全身の臓器に多様な症状が起こることがあります。
抗がん剤
- シスプラチン
- ペメトレキセド
という2種類の抗がん剤を使用する治療法も行われます。副作用として神経や腎臓への障害、血球減少などが挙げられます。
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最終更新日:
東北大学病院腫瘍内科 腫瘍内科
梅垣 翔 監修
(参考文献)
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