悪性胸膜中皮腫はどのような状態で最後を迎えますか？

肺を包む膜（胸膜）の表面にある中皮細胞から発生した悪性腫瘍を「悪性胸膜中皮腫」といいます。

発症の原因で最も多いのは、アスベスト（石綿）への曝露です。曝露から発症までに数十年の間隔があります。

症状には胸の痛みや圧迫感、咳などがあります。

基本的に初期症状はありません。

病気の状態に応じて外科治療、放射線治療、薬物治療などを行います。

悪性胸膜中皮腫が疑われる場合には、呼吸器外科、呼吸器内科を受診しましょう。

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

手術で切除できない場合、免疫チェックポイント阻害薬や抗がん剤を用います。副作用は薬に応じてさまざまです。

基本的には症状を和らげる緩和療法に移行します。

主治医と相談の上、症状の変化や薬の副作用に注意しましょう。