「急性ポルフィリン症」とはどのような病気ですか?
急性ポルフィリン症とは、急に発症するポルフィリン症の一種で、腹痛や神経症状が出る病気です。
急性ポルフィリン症とは、急に発症するポルフィリン症の一種で、腹痛や神経症状が出る、まれな遺伝性の病気です。
血中の「ヘム」という成分(赤血球の中で酸素を運ぶ成分)を作る過程で必要な「酵素」に生まれつき異常があり、ヘムを作る途中でできる「ポルフィリン体」という物質などが蓄積することによって発症します。
遺伝子変異の関与は確実ですが、詳細な発症機序は未解明です。日焼けや熱傷様症状などの光線過敏と、激烈な腹痛・下痢・便秘・嘔吐・肝不全などの消化器症状、痙攣・麻痺・意識障害などの神経症状が主な症状です。機序が未解明であることもあり、根治治療はなく、対症療法のみです。
急性ポルフィリン症は、ポルフィリン症のうち、急性間欠性ポルフィリン症、遺伝性コプロポルフィリン症、多様性ポルフィリン症(異型ポルフィリン症)の3種で、急性に発症し、よくなったり悪くなったりを繰り返すことが多いです。
新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科
武井 悠香子 監修
(参考文献)
近藤雅雄ら. 日本の遺伝性ポルフィリン症~1920 年(第 1 例報告)から 91 年間(2010 年)の集計〜. ALA-Porphyrin scierlce. 2012, 2, 73-82.
中野 創ほか.“254 ポルフィリン症”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000101229.pdf,(参照 2025-08-06).
.“ポルフィリン症(指定難病254)”.難病情報センター.https://www.nanbyou.or.jp/entry/5546,(参照 2025-08-06).
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