低ホスファターゼ症で見られる特徴的な血液検査の結果はありますか?
血液検査でALPの値が低くなることが特徴です。また、保険適用の検査ではありませんが、ピロリン酸の値が高くなることも多いです。
ALPの値が低くなる
低ホスファターゼ症では、アルカリホスファターゼ(ALP)という酵素の働きが悪くなるため、血液検査でALPの値が低くなることが特徴です。
ALPは年齢や性別によって体内の量が変わります。特に小児期では通常高い値を示す検査であることに注意が必要です。検査結果が正常範囲内でも、数値が低い場合には低ホスファターゼ症の可能性があります。
ピロリン酸の値が高くなる
血液検査でピロリン酸が増加するのも低ホスファターゼ症の特徴です。ただし、この検査は保険適用外です。
カルシウムの値が高くなる
この病気では骨へのカルシウムの取り込み(=石灰化)が妨げられ、その分血液の中のカルシウムが増えることがあります。このため、血液検査でカルシウムの値が高くなる場合があります。ただし、血液中のカルシウムはさまざまな病気で高い値となることがあるため、あまり特徴的な検査結果とは言えません。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
低ホスファターゼ症
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ